学芸会―舞台の表と裏♪①
今年の学芸会では児童・教職員が一丸となって
多くの想いをこめた舞台を繰り広げました。
その舞台の様子と舞台裏をご紹介していきます。
序幕合唱 고향의 봄 故郷の春
教職員と児童たち、保護者やトンネの持つ勢いを計る
「ものさし」のような物ではないでしょうか。
子供達は大きな口で、大きな声で力強く歌えているか、
その目は澄んでいるか、表情は明るいか。
そして大人たちは子供達に希望に満ちた学びの場を与えてあげているか、
未来ある子供達を慈しみ、子供達のよりよい明日のために力を注いでいるか―
チェーサムハッキョの今の姿を見てもらおうと用意した演目です。
高学年生のリコーダーのきれいな音色から入り1番は合唱、2番は女子児童の2重唱。
さらにアレンジされたサビから
低学年生が「故郷の春」のメロディを、高学年がアリランを併唱する圧巻の3番。
誰もが知っている素朴な曲を情緒と力強さで歌い上げました。
学芸会のタイトルが「70周年に向かって!第一歩」でしたが、
お気づきでしたか?今年の学芸会のもうひとつのテーマは、「学校の四季」だったこと。
私達在日同胞にとって故郷のように懐かしくて温かい場所であるウリハッキョ、
ハッキョの1年のスタートである春を歌った演目で学芸会が始まったわけです。
1年前に入学・進級した子供達の大きく成長した姿が舞台にあったはずです!
毎年会場の後ろから舞台に向かって指揮をしているのは音楽のパクユネン先生ですが、
今年はパクユネン先生がピアノの伴奏をするために
指揮はチョンミョンスク先生が担当。
「全身で指揮される姿が印象的だった」という感想文も寄せられました^^
二重奏 구름속에 사라진 마차 雲の中に消えた馬車
5年生のアコーディオン、6年生の木琴(シロフォン)の2重奏、
大好評の演目でした!
昔から運動会徒競走でかかっていた朝鮮の名曲なので
懐かしさがこみ上げてきた方もいらっしゃったのではないでしょうか?
疾走して行く馬車のように躍動感あふれる演奏、
出演した児童達の演奏技術の高さは、
もちろん本人たちの才能でもありますが、
日々のクラブ活動での地道な練習の成果です!
(続く)